40パパの英語長期戦 ー 我が子の英語習得をマジメに考える

小学5年(英検2級)と小学2年(英検準2級)の父親。我が子のリアルな英語の話。

子ども英語x継続

子どもの英語にとって大事なことは、継続と習慣化。

目前のテストで100点を取ることに全く意味はありません(断言)

 

継続の大事さ

英語習得に限らず、他のことでもそうだと思います。算数でも、投資でも、ダイエットでも。皆なんとなく分かっているが、ヒトは欲深いものですぐに結果が欲しい。しかし、こと英語習得にとって、そんな方法は無いと断言できます。

 

娘と息子はスイミングに通っています。1年ほど前、平泳ぎを習い始めた頃、「足のキックの仕方が分からない」とボヤいていました。最近、忘れたころに平泳ぎの話をふると、「いまは普通に出来るよ」と。週1回・1年間続けると、誰でも出来るようになることはスイミングの世界では当然のようです。

 

英語塾

子どもたちは英語塾にも通っています。毎週決まった曜日に、お友達に会いに行く感覚で継続できています。以前も書きましたが、子どもにとって英語を勉強するモチベーションはありません。ただお友達に会いに「遊びに」行ってるのです。親が出来ることは、子どもが快く「遊びに行く」ことを手伝うこと、目の前のテストで100点をとることに意味はないことを親が自覚することです。

 

習慣化させるまで

継続して得られるものはとても大きいです。ただ習慣化させることは案外難しいものです。わたしなりに現在思っていることは、①継続する仕組みを作る、②楽しみながらする、③完璧でなくていいと何度も自覚する、ということです。例えば、英語塾についても一度変更していて、その理由が一番仲のいいお友達が別の英語塾に行ってるから(笑)というものでした。英語を勉強しにいくことが目的でないので、①と②を満たす英語塾の変更に躊躇はありませんでした。

 

 

 

習慣の力 The Power of Habit (講談社+α文庫)

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こども英語x英検

小学5年の娘は英検2級、小学2年の息子は英検準2級。

今年、父親が英検準1級を受けた理由。

 

なぜ「英検」なのか

英検の目的は、「学習の良いペースメーカー」になるから。それだけです。もう少しラフにいうと、受かった落ちたの「ゲーム」にしかすぎません。受かるとうれしい😆ですよね、その気持ちや自信が、こどもの英語教育には特に大事です。TOEICを受けたことがある方も多いかと思いますが、600点が700点になっても、残念ながら子どもは喜びません。

 

長女が英検準1級に落ちた

実は、長女は今年英検準1級に落ちましたが、残念がることはありません。本屋で英検準1級の本を手にとってもらうとわかりますが、普通の小学生が受かるテストではありません。neurological(神経学の)とか、debt(借金)とか、うちの子は訳語を見て「どういう意味?」と聞いてました(笑)でもそれでいいんです。20歳の就職活動と違い、何度落ちてもいいという利点を活かして、少しずつ少しずつ語彙を増やしていく。日本語でも同じですよね。感覚的に、小学6年でよく本を読む子で、ギリギリ英検準1級の語彙に対応(つまり、6割正解)できるかなと言ったところでしょうか。ゆっくりと、父娘ともに無理をしないことが大事です。

 

親も一緒に受けてみる

英検準1級のレベルが難しいことが一目瞭然だったので、一念発起、自分でも受けてみる決意をしたのが今年2018年の春でした。仕事上何のメリットもないのに、受験料6,900円払うことに躊躇しましたが。ギリギリ合格し面目を保った以上に、親が一緒に受けたことは、今から考えても大正解だったと思ってます。つまり、親も同じ勉強をすると、英検のどこが難しいのか親自身がよく理解できるのです。具体的には、英検準1級合格に向けて、①語彙をどこまで覚えるべきか、②長文読解にどの程度の背景知識が必要か、③2次試験のレベル感について、の理解が受ける前と受けた後では全く違います。特に②については、本来の対象の大学生が受ける試験ですから、SNSでのプライバシーだとか遺伝子治療だとか、小学生では理解ができないストーリーが出ます。小学6年という年代はそうした知識量に大きな幅があります。親が英検のレベル感がわかっていると、「うちの子は今受けなくてもいいな、1年後か2年後でいいな」という正しい判断親が出来るようになり、無理な時期に無理なことをさせずに済むことができます。

 

 

英検準1級 でる順パス単 (旺文社英検書)

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こども英語 x YouTube

わたしが子供だった頃と違い、今は英語のコンテンツが揃っていますね。YouTubeNetflix、少し大人向けだとTEDなど、わたしが子供の頃には無く、今はいい時代だなと正直思います。

 

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中でも、子供の英語という意味でYouTubeには素晴らしいコンテンツが揃ってます。特にオススメはゲーム関連のものです。Pokemon GoSplatoonスマブラなどこども好きなゲームのYouTube動画、特にゲーム実況は生きた教材と言えるでしょう。

 

「えっ、ゲーム動画?」

親御さんの中には、「えっ、ゲーム動画?」と嫌な顔をされる方もいらっしゃるかと思います。ぜひ考えていただきたいのは、基本的に、”こどもには英語を学び続けるモチベーションは無い”ということです。こどもは自ら英語を学ぶ意義を見出しません。親が小うるさく言ってもです。

 

一方で英語というのは、学び続けていく必要があります。その場合、子供が率先して、食いつくようなものでないと続かないのは、明らかです。多くの親が、なぜ英語を勉強して「こなかった」のか(もしくは身についていないかのを)を考えるとき、「ゲーム動画?」という常識を少しくらい疑ってもいいかと思うのです。

 

こどもは"Pokemonに"興味があり、英語には興味がない

下の動画は、YouTubeで「Pokemon GO」で検索して出てきたものです。一度、見ていただけるとわかりますが、速くて分からない場面も多いです。でも、それでいいんです。ポケモン好きな子供は「英語」に興味は無く、ポケモンにしか興味はありませんから。こどもが興味のあるものを、こどもが自分で選ぶがキモですね。正直、地上波のテレビを見せている時間はもったいないです!

 

youtu.be